連休を利用して揚州に帰省してきました。
帰省といいつつ私は完全に旅行気分なんですがね。
揚州というのは上海の北西に位置します、江蘇省に属し今回は省港である南京にも1泊することに。
上海から揚州までは列車を利用します。特急列車のようなもので座席は硬座と軟座に別れます。字のごとくプラスチックの硬くて狭い直角にしか座れず対面で座る人とひざがぶつかり合う席と新幹線みたいなクッションカバーの席。
座り心地は問題ないのですが、列車の旅5時間。きつい。

写真は上海駅の待合室。
軟座を予約している人は革のソファーでゆったり待ちます。グランドピアノなんかも置いてあって。硬座の人は別のエリアでベンチor立ち待ち。とことん差をつけたいのでしょうか、ちょっとびっくりしました。軟座の待合室の電光掲示板は中国語&日本語表示(英語なし)でしたが日本人なんて見かけませんでしたよ。
5時間かけて3度目の揚州につくと夜の8時半。
タクシーはすでに無法地帯と化し、メーターなし、すべて2組〜3組の相乗りで運ちゃんとの交渉でお値段が決まります。
義祖父(94歳)は少し体調が悪かったものの親族のみなさんお元気。
訪問3回目なのにはじめて会う人がたくさんいました。
夫に「お義父さんって兄弟何人だっけ?」と聞くたびに「さあ、6人かな?」といいつつ毎回数えなおします、今回も数えなおし結局6人かな・・・のまま終わったのでおそらく6人でしょう。
誰と誰が夫婦でとか、誰と誰が兄弟でとか、誰と誰が親子で、従兄弟で・・・こちらの人はあまり考えずにまとめて「親戚」としてお付き合いしているようです。
揚州弁、相変わらずまったく聞き取れません。普通語はたまに聞き取れますが、夫は自分の話に夢中になるタイプで、親族の中でも一番しゃべるタイプなので、夫しか話相手のいない私はいつもいつも取り残されるわけですが、それにももう慣れました。
つまりは言葉の通じてない私を気にしないことにも夫は慣れたのでしょう。話を邪魔しない程度にたまに「何の話?」と聞いてみるともんのすごく面倒くさそうにささーっと訳してくれます。それを聞きなおそうものなら今度は怒り口調。なんで?久しぶりの水入らずなので嫁として我慢できる範囲なのですがね。もうちょっと気にしてくれても・・・。
だんだん盛り上がって「春節(2月)もまたおいでよ」という誘いに即答でOKなんて返してる姿を見てると、私の意向も聞かずに即答するぐらいなら私なしで行けばいいんじゃない?って気になりました。正直、今会っている人たちに数ヶ月語にまた会うぐらいなら1年に1回も会えない日本に点在している親戚や友達に会わせてよって思いました。
あの場にいたから余計にそう思いましたね。そう思うでしょう?
でもまあ揚州の親戚の皆さんは本当に仲がよく暖かいので、訪れるたびに家族とは、親戚とはと考えさせられます。
あっという間でしたが仕事を忘れリラックスできた2日間でした。

写真は祖父の家の様子。
日本にいる息子(夫の父)が買ってあげたマンションで、1階と2階の2戸を購入し改装して2階建て仕様にしています。
1メートルほどあるランプや虎?の
今どき毛皮の敷物、数々の中国古典家具や数え切れないほどの石たち(翡翠など)はすべて息子(夫の父)の趣味でそのコレクション量から2階はミュージアムと化しています。